2017年
2017年4月に東京・銀座に開業した大型商業施設「GINZA SIX」。その1階にできた観光案内所『TERMINAL GINZA』のテーマは、観光案内所の観光地化。
季節ごとに変化のあるBGMや体験型ワークショップ、東京各地の隠れた名店やカルチャースポットを紹介する動画や街歩きマップなどのオリジナルコンテンツを企画・発信。初めて東京を訪れる人、東京に住んでいる人、日本人でも外国人など、あらゆる人が旅の楽しさと出合い、わざわざ足を運びたくなる場所を目指しました。
また、『TERMINAL GINZA』には、観光案内以外に外貨両替、免税カウンター、手荷物一時預かり・宅配、コンビニエンスストア・スーベニア販売など、旅のキュレーションに心強い味方サービスが充実。本施設におけるトータルディレクション業務は多岐にわたり、ネーミングやサインコミュニケーション、オリジナルユニフォーム、日本各地のフリーペーパーのライブラリー、オリジナルグッズ製作など、各方面で活躍するクリエイターとの協働で手掛けています。
オリジナルコンテンツの切り口で大切にしているのは、“ローカルの魅力の再発見”。東京を個性あるローカルの集合体としてとらえ、自ら足を運び、地元に愛される名店でご飯を食べ、銭湯に浸かって、その土地を暮らすように旅する。また来たいと思う街には、忘れられない出合いがたくさんあります。そして、情報で溢れかえる社会だからこそ五感で感じることのできる街歩きは、東京に住む僕たちにとっても新鮮な旅ともいえます。ついつい忘れがちな旅の醍醐味を、これまでに僕らが出会ってきたクリエイターと共に色々な角度から、自分たちの言葉で伝えられたらと思っています。