バウハウスの理念を
未来に伝える

ATELIER MUJI GINZA Gallery2 『Archives: Bauhaus』展

2019年

Photo: ©︎ATELIER MUJI GINZA 2019

「ATELIER MUJI GINZA」は、複合的なデザイン文化の交差点として2019年春、銀座にオープンしました。

折しも2019年は、先進的な総合芸術学校バウハウスが、ドイツ・ワイマールに創立されてから100年目にあたる記念すべき年。これを機に、「ATELIER MUJI GINZA」による第二弾目の企画として開催されたのが『Archives: Bauhaus』展です。

本展の企画協力の話を受けたグループ会社ランドスケーププロダクツより、進行管理の依頼を受け担当しました。

両社が現在感じることや未来について考えることなど、バウハウスの活動に立ち返った興味深い話題が次々に展開される場となった初回の企画会議。その光景は、いまも印象深く、そして心底共感する内容でもありました。

そうして浮かび上がった展覧会の骨子が、バウハウスの学校教育に焦点を当てた、デザインにまつわる重要な記録を保存・活用し、未来へ伝達する試みです。

本展では展覧会の関連したイベントも多数あり、BAGNでも一部のイベントの企画および運営サポートを担当しました。一線で活躍される写真家、料理家の方々にご協力いただき、実験的な教育機関であったバウハウスらしく、アート、食など横断的な領域においてワークショップを開催しました。

力強く、想いある人達が携わるプロジェクトで進行管理が担う役割は、チームとなって最後までいかに可能性を求め続けられる環境を維持できるか? ではないかと思っています。そのために極力俯瞰した立場でいながら、各自の気持ちを汲み取る力とコーディネートできるスキルを持てるよう、日々努力が必要だと感じます。

『Archives: Bauhaus』展
会期:2019年6月28日(金)― 9月23日(月)
主催: 無印良品
企画協力: 有限会社ランドスケーププロダクツ
展示協力: 泉 哲雄・加藤 孝司・成田 博昭・南 貴之・VELVET THE SHOWROOM
グラフィックデザイン: 下田理恵
施工: 株式会社東京スタデオ
企画・運営: 株式会社良品計画 生活雑貨部 企画デザイン担当、無印良品 銀座 ATELIER MUJI GINZA

https://atelier.muji.com/jp/exhibition/546/

  • client: 株式会社良品計画