2019年-
気候変動によるリスクが深刻化する現在。
鹿児島市は持続可能な未来を実現するため、2050年までにCO2の排出実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティかごしま」を宣言しました。
このプロジェクトを未来に向けて進めるべく、私たちは市民や地元企業と協働して一緒に取り組みをしていくための指針となるコンセプト立案をはじめ、ロゴやコンセプトムービーなどの制作・進行、イベントの企画運営など、2020年より多方面に携わってきました。
コンセプトは、「ゼロカーボンで、O(Zero Carbon City)K(Kagoshima)な未来へ」。
2050年にゼロカーボンを目指すことは、つまり2050年に向けて、”OKな未来をつくること”。
プロジェクトの顔であるロゴマークは、より多くの人の目に留まるように白地に黒字を基調としたシンプルなものに。そしてゼロカーボンについての情報は盛り込まずに、一貫してひとつの問いを投げかけています。
『私たちがアクションを起こすことで、未来は変えることができる。だからこそ、今私たちは何ができるだろう?』
コンセプトムービーでは、地球温暖化の現状を伝え、そもそも「カーボン実質ゼロ」とはなんだろうかを紐解き、「ゼロカーボンシティかごしま」の取り組みをわかりやすく伝え、理解促進を図りました。
さまざまなPR活動の中でも、市電の出発式は、私たちBAGNが考える「OKかごしま」を体現するものになったといえます。開催に伴い、BGMの電源は水素自動車を活用した電力を使用。レッドカーペットの代わりに、麻の布を敷いて、できるだけ環境負担の少ない素材を使用しました。南九州市川辺にある廃校とその周りの森を守るプロジェクト「リバーバンク 森の学校」をはじめ、地球環境への取り組みを念頭におく私たちが、より自分自身のこととしてゼロカーボン捉える機会ともなりました。
「ゼロカーボンシティかごしま」は、まだスタートしたばかり。今後もさまざまな取り組みが起こるプラットフォームとしても機能していくことを目指します。