日本の食文化を国外へ
和製クラフトビールPR支援

米国向け日本産クラフトビールPR「DRINK IN A NEW LANGUAGE」ディレクション

2019年

日本貿易振興機構(ジェトロ)に設置された、日本産農林水産物・食品のブランディングのために消費者向けプロモーションを担う組織「日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)」。BAGNでは、2019年にJFOODOが行なった米国における日本産クラフトビールのプロモーション施策の一部(展示会ブース制作、POPグッズ制作、コンセプトブック制作)をディレクションしました。

クラフトビールの本場米国でのPRにあたり、日本産クラフトビールの特徴を『日本固有の原材料を使用したフレーバーバラエティを持ち、クラフトマンシップにより飲みやすさとのバランスが取れたビール』と位置づけ。日本の四季と多様な食文化が生み出した個性豊かな味わいと、職人の手によって培われてきたものづくりの精神を強みとし、私たちの言葉で丁寧に伝えるためのアプローチを考えました。

ラスベガスで開催された展示会の出展ブースには、角打ちや立ち飲み屋のような日本の酒文化らしいカウンターと、遠くからでも目を引く大きな提灯を設置。できるだけ敷居を低く、親しみのある飲み屋で話しているように商談できるよう設計しました。また、伝統の帆前掛けを作りユニフォームとして使用したり、ビールの冷却には杉の木の桶を使うなど、作り手の人情や思い、日本のクラフトマンシップを体感できるような設えを行いました。展示会当日は、アメリカ全土からディストリビュターやビール業界の関係者が招待され、日本のクラフトビールを囲みながら賑やかな雰囲気に包まれていました。

色々な人にシェアしたくなるようなストーリーのある空間演出や販促グッズの制作を心掛けた本プロジェクトは、取引拡大につながる意味のあるイベントとして評価をいただき、日本産クラフトビールの認知度拡大と販路開拓に微力ながら貢献できたものとなりました。

https://craftbeer-jfoodo.jetro.go.jp/

  • client: 凸版印刷株式会社
  • staff: 展示プラン 有限会社ランドスケーププロダクツ