笑顔と喜びを広げる
“ハッピーハプニング”

音楽イベント「ヒカリエ楽団」企画運営

2013-2019年

2013年、開業1周年を迎えた「渋谷ヒカリエ」で、“ハッピーハプニング”をコンセプトに、1周年を祝福する文化祭を約1カ月間開催。コンセプト立案とともに、その中のひとつのコンテンツとしてプロデュースしたのが「ヒカリエ楽団」でした。

会場は、渋谷ヒカリエのなか、どこでも。

音楽ライブは演奏している場所にお客さんが見に行くことが通常ですが、ヒカリエ楽団がトライしたのは、音楽の方からお客さんに会いに行くこと。買い物の途中、または駅に向かう道なり、たまたまヒカリエに訪れた人たちに、日常の中のちいさなハプニングを楽しんでもらいたい、との思いで企画。ジャズバンド、スティールパン、マリンバ、聖歌隊など幅広いジャンルの多彩なミュージシャンたちが毎週集まり、週末のビルの中を心地よい音楽で包み込みました。

最初は、音楽が突然目の前に現れることで歩いていた人たちを驚かせてしまったことも。けれど毎年恒例となり、続けていくことで各所の理解も得られ、少しずつ仲間も増えていきました。2013年の開業1周年で企画したヒカリエ楽団は、それから毎年ゴールデンウィークやハロウィン、クリスマスの時期に開催することに。

来訪者への感謝の気持ちを詰め込んだささやかなサプライズギフトとして、私たちも毎年贈り物を仕込んでいるような気分でプロジェクトを進めています。この企画に参加してくださったアーティストは総勢70組以上。その年の雰囲気やアーティストの個性に合わせて、ヒカリエの中をマーチングバンドのように練り歩くだけでなく、こどもたちと楽団を結成したり、館を飛び出して渋谷駅まで音楽を届けに行ったり、出演者を集結させたフェスティバルを開催したりと、少しずつアップデートさせながら、この活動を通してヒカリエに訪れるお客様から沢山の笑顔をいただきました。

  • client: 東急電鉄株式会社